【ジャンガリアンハムスターと仲良くなる方法】
1. お迎え直後はそっとしておく(1~2週間)
- ポイント: ハムスターは新しい環境に慣れるまで時間がかかります。最初はとても警戒しているので、急に触ったりケージを開けたりするのは避けましょう。
- 環境を整える:
- ケージのレイアウトはあらかじめ整えておき、あまり頻繁に変更しないようにします。
- 巣箱や隠れ家を用意し、安心できるスペースを作ってあげましょう。
- お世話の仕方:
- 最初の1週間は餌と水の交換、ケージ内の軽い掃除だけにとどめ、ハムスターが人の存在に慣れるようにします。
- 餌や水を補充するときは、「こんにちは」「ご飯だよ」と声をかけて、飼い主の声に慣れさせます。
2. 徐々に存在に慣れさせる(2週目以降)
- ケージの外から声をかける:
- ジャンガリアンハムスターは聴覚が発達しているため、優しい声で話しかけることで人の存在に慣れさせましょう。
- 「○○ちゃん」と名前を呼んだり、低く柔らかい声で「おはよう」や「ご飯だよ」と話しかけると、飼い主の声を覚えることがあります。
- 餌を手渡しする:
- ケージの外からヒマワリの種や野菜など、ハムスターの好きな食べ物を手渡ししてみましょう。
- いきなり手渡しせず、まずは手のひらに置いてハムスターが近づいてくるのを待ちます。
- ハムスターが手に餌を取りに来たら、ご褒美をあげるようにして「人間は安全だ」と認識させます。
3. 手をケージ内に入れて慣れさせる
- 手の匂いを覚えさせる:
- 飼い主の手をケージの中にそっと入れ、ハムスターに匂いをかがせます。
- このとき、手を急に動かさないことが重要です。驚かせないように、ハムスターの反応を見ながらゆっくり動かします。
- 噛まれることもありますが、ハムスターは新しいものを「確認」するために軽く噛むことがあります。決して怒らず、静かに見守ってください。
- 餌を手のひらにのせて与える:
- 手のひらに餌をのせて、ハムスターが手に乗ってくるのを待ちましょう。
- 手に乗ることを嫌がったら無理に乗せず、ハムスターのタイミングを待つことが大事です。
- 少しずつ信頼が生まれ、手に乗ることに抵抗がなくなってきたら成功です。
4. 手乗りトレーニング
- 手の上で食事をさせる:
- ハムスターが手の上に自ら乗るようになったら、そのまま手の上で餌を与えてみましょう。
- 手の上に乗って餌を食べ始めたら、少しずつ撫でてみます。頭や背中を優しく触りながら、スキンシップを増やしていきます。
- 持ち上げる練習:
- ハムスターが手の上に乗っている間に、少しだけ持ち上げてみます。最初は高さ1~2cm程度にし、無理せずに行います。
- 驚いて飛び降りてしまったら、無理に続けず、一度手から降ろして落ち着かせてあげましょう。
5. 遊びの時間を取り入れる
- ケージの外で遊ばせる:
- ある程度手に慣れてきたら、ケージの外で遊ばせる時間を設けます。プレイサークルや安全な部屋を用意して、ハムスターが自由に動き回れるようにしましょう。
- ケージの外では「危険な場所」をきちんと排除し、ハムスターがかじってしまうもの(コード類など)をあらかじめ片付けておきます。
- おもちゃやトンネルを使った遊び:
- ハムスターは好奇心旺盛なので、ケージ外でおもちゃやトンネル、迷路などを使って遊んであげると喜びます。
- プレイタイムを一緒に楽しむことで、より深い信頼関係を築くことができます。
6. なで方や触れ合い方に気を付ける
- 背中を優しくなでる:
- ハムスターは頭や背中を優しくなでられるのを好むことが多いですが、個体によっては触られるのが苦手な場合もあります。最初は指先で軽くなで、嫌がる様子があればすぐにやめましょう。
- 下から手を差し出す:
- ハムスターは上から覆われることを嫌がるため、下から手を差し出して乗ってもらうと安心します。
7. 焦らず、忍耐強く接する
- ハムスターと仲良くなるには、飼い主側の「忍耐」と「観察」が重要です。毎日少しずつ時間をかけ、ハムスターの様子をよく見ながら接していきましょう。
- 無理に触ろうとしたり、驚かせたりしないことが基本です。特にハムスターはストレスに弱い動物なので、飼い主が安心感を与えられる存在であることをハムスターに理解してもらうことを心がけましょう。
【仲良くなるための注意点】
- 昼間はそっとしておく: ジャンガリアンハムスターは夜行性のため、昼間に起こしたり触ったりするとストレスを感じやすいです。遊ぶ時間は夕方以降がベストです。
- 餌を急に取り上げない: 餌を食べている最中に急に触ると、ハムスターが驚いたり、警戒心が強まることがあります。餌を食べているときはそっと見守りましょう。
- 噛み癖の防止: 噛まれることが続くと、ハムスターが「噛むと離してもらえる」と学習してしまうことがあります。噛まれてもすぐに手を引っ込めず、軽く「だめ」と言い、噛むと良くないことだと教えていくことも大切です。
これらの方法を試しながら、ハムスターと楽しいコミュニケーションを取って、仲良くなってくださいね!