日本のペットショップで一般的に販売されているハムスターは、以下の5種類が中心です。それぞれ異なる特徴や性格があり、人気の高いペットとして飼われています。
1. ジャンガリアンハムスター（Djungarian Hamster）
- 特徴: 体長7～10cm、体重約30～50g。性格は穏やかで人に慣れやすい個体が多く、初心者にもおすすめ。
- 毛色の種類: ノーマル（グレー）、パールホワイト、ブルーサファイア、プディングなどのバリエーションがあり、冬には「冬毛」として白くなることがある。
- 価格: 約1,000～2,000円程度。
- 飼育のポイント: 基本的に単独飼育が推奨され、ケージは十分な広さを確保し、温度管理をしっかり行う。
2. ゴールデンハムスター（Syrian Hamster）
- 特徴: 体長15～20cm、体重約85～150g。ハムスターの中で最も大きく、性格は温厚で手乗りにしやすい。
- 毛色の種類: ゴールデン、クリーム、ブラック、シルバーなどの多彩な毛色や模様。
- 価格: 約1,500～3,000円程度。
- 飼育のポイント: 単独飼育が必須で、特に繁殖期に同居させると激しく争うことがあるので注意が必要。広いケージと運動スペースを用意。
3. ロボロフスキーハムスター（Roborovski Hamster）
- 特徴: 体長4～5cm、体重約20～25g。最小サイズのハムスターで、動きがとても速く、人にはあまり慣れにくい。
- 毛色の種類: ノーマル（茶色系）、ホワイトフェイスなど。
- 価格: 約1,500～3,000円程度。
- 飼育のポイント: 逃げ足が速いため、触れ合うことよりも観賞用として楽しむのに向いている。
4. キャンベルハムスター（Campbell’s Dwarf Hamster）
- 特徴: 体長7～10cm、体重約30～45g。性格はジャンガリアンに比べてやや気性が荒いが、個体によっては非常に人懐っこい。
- 毛色の種類: ノーマル（茶色）、ブルー、アージェント、アルビノなど、バリエーションが豊富。
- 価格: 約1,000～2,500円程度。
- 飼育のポイント: 同じケージで複数飼育すると喧嘩しやすいので、基本的に単独飼育が推奨される。
5. チャイニーズハムスター（Chinese Hamster）
- 特徴: 体長10～12cm、体重約35～45g。尻尾がやや長く、ネズミのような見た目が特徴的。
- 毛色の種類: ノーマル、スポット（斑点）など。
- 価格: 約2,000～3,500円程度（販売されていることは少ない）。
- 飼育のポイント: おとなしい性格で、手に乗りやすいため触れ合いがしやすい。木登りが好きなので、高さのあるケージを好む。
日本のペットショップで見られるハムスターの特徴
日本のペットショップで扱われているハムスターの種類は、基本的に「ジャンガリアンハムスター」と「ゴールデンハムスター」が中心です。特に、ジャンガリアンハムスターは手頃な価格と飼育しやすさから圧倒的な人気を誇っています。これらのハムスターは、大手ペットショップチェーン（コジマ、アミーゴ、ペットの専門店コーナンなど）でも幅広く販売されています。
また、キャンベルハムスターやロボロフスキーハムスターも徐々に人気が高まっており、珍しい毛色や模様を持つ個体が入荷されることもあります。しかし、チャイニーズハムスターは国内での取り扱いが少なく、特定のショップでしか見かけないことが多いです。
購入時のポイント
ペットショップでハムスターを購入する際には、以下のポイントに注意してください。
- 健康状態の確認: 目がキラキラしていること、毛並みが整っていること、呼吸が安定していることをチェック。
- 性格の確認: 積極的に動いているか、威嚇していないかを見て、好みの性格の個体を選ぶ。
- 年齢の確認: ハムスターは生後3～4週間程度が理想。あまりに幼い個体は飼育が難しいので避ける。
これらを確認して、飼育環境に合ったハムスターを選ぶことが大切です。日本のペットショップでは、基本的に健康な個体が販売されていますが、しっかりと自分の目で確認して選ぶことを心がけましょう。
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